一度しか使わないのであれば、レンタルで良いと思いますが、非常食を入れておく保管用とか、重要な書類を入れておくとかなれば、購入しても良いと思います。
勝手なスーツケースの選び方
これまでの経験上、スーツケースは壊れる物です。買って直ぐ壊れる場合もありますが、飛行機の移動中に起こることが多いので、海外旅行保険や、航空会社が修理費を負担してくれます。
どこが壊れるかと言えば、スーツケースの角の部分と、車輪の部分です。
■2輪の車輪より4輪です。
|
|
|
|
車輪がむき出しのタイプは、お勧めしません。空港職員の扱いで真っ先に壊れるからです。 |
|
車輪が剥き出しになっていない方がお勧めです。
|
|
■出来るだけ軽量で丈夫
素材 |
利点 |
コスト |
ナイロン |
軽いが耐久性無し
雨に弱い |
安い |
EVA
混合樹脂 |
ソフトキャリーケース
ナイロンより強いが、雨には弱い |
安い |
ABS樹脂 |
弾力性があり強度もある
欠点は重たい |
一般的 |
ポリカーボネート |
弾力もあり強度もある
ABS樹脂より軽い |
若干上 |
ジュラルミン
(アルミ) |
軽くて丈夫
代表はリモア |
馬鹿高 |
EVAとは、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂のこと
ABS樹脂とは、強化プラスチックのこと
骨格フレームが何を使われているかも、長く使う上で知っておく知識です。スチール製だと、安いけど、重いです。アルミやマグネシウムは高くなりますが、軽くなります。機内に預けるには、重量制限もあるので、軽量化に努める必要があります。
個人的には、長く使うのなら、ジュラルミンをおすすめ。壊れても直すことを繰り返し、15年以上愛用しています。
■大きさ
50リットル |
3~4日間 |
70リットル |
5~7日間 |
90リットル |
~10日間 |
100リットル |
長期 |
格言 小は大を兼ねない
でも、大きすぎると、重たいので、長期の場合は、2つで旅行に行くのも一つです。
■模様はダメ?
海外旅行をたくさん楽しむのであれば、スーツケースが傷つくことも楽しむしかありません。キャラクターの柄などは、避けるべき?でも、荷物の受け取り場所で目立つので間違われずにすむというメリットもあります。
壊れたとき
スーツケースは壊れます。壊れるには、①飛行機に預け中に発生する破損、②劣化による破損に分けられます。②の劣化ですが、タイヤのゴムの摩耗、留め具が緩くなる等です。長く使いたいのであれば、修理可能なたぐいです。実際、購入店に出して戻ってくるまでに、3週間程度の時間がかかります。次の利用がある場合は、無理を言えば、いくらか対処してくれますが。
問題は、航空機などに預けて受け取るときに壊れているのが分かったときです。すぐに、空港職員(クレームカウンター)に連絡して、必要な手続きをしてください。航空会社も、一定の損害を見越して保険に入っていますので、対応してくれます。もし、家に帰ってから、壊れているのが分かっても、何時の時点か証明できませんので、対応してくれません。
この場合、海外旅行保険に入っていれば、保険会社と連絡を取りながら、手続きをすると面倒無く話が進みます。場合によっては、破損箇所の写真の有無や、必要な書類の書き方、修理先の情報などを教えてくれます。保険の種類によっては、独自の工場で修理してくれます。
面倒なのが、誰が払うかの押しつけです。家に帰ってから申請すると、航空会社の方にとか、保険会社の方でと色々言われます。誰だって、お金を払いたくないですから。この時、初めて空港で荷物を受けるときに確認することの大切さを実感できるかと思います。
スムーズな手続きが行われるためにも、領収書、鍵穴の写真(もしくは鍵の番号)、型番の情報を持っておくといいです。
|